三田市更生保護女性会 志儀喜代美
〇更生保護女性会
昭和23年戦後の混乱した社会の中で住む所も食べる物も無い子供たちが沢山いました。この子たちを「ほっとけない」という思いから手を差し伸べる活動が東京で始まりました。これが「更生保護婦人会」の始まりです。
兵庫県では昭和26年に生田区で27年に三田と神崎で結成され、その後各地で次々と結成されました。「三田更女」の歴史の重みを感じると共にその活動を大切に守りながら、次代へとしっかりバトンタッチしていくことの重大さを感じます。
〇愛の持ち寄り運動
物資の乏しい昭和32年頃に農村地帯で、「綿の一握り運動」を行い、
綿を打ち直して布団を作り更生保護施設に送ったり、「米の一握り運動」でお米を集め,お腹いっぱいご飯を食べてもらおうとの温かい母心から始まりました。
「三田更女」では、11月下旬に会員をはじめ市民の皆さまより衣類・食料品・日用雑貨などの物資と浄財をお寄せいただき、県更女連盟の「愛の物資贈呈式」を通じて県内の更生保護施設などへ贈呈しています。毎年多くの方々に物資や浄財をお寄せいただき感謝しています。今後ともご協力下さいますようよろしくお願いいたします。
〇子育て支援
平成17年下校途中の小学生が行方不明になり後日遺体で発見されるという痛ましい事件が起こりました。これを機に三田小学校区でも自主見守り隊が立ち上がり、子供たちの下校時には各交叉点に沢山の見守りの人が出ておられます。ところが、放課後児童クラブの子供たちが、交通量の多い5時過ぎに低学年だけで下校するときには、誰もいません。「この子たちの見守りこそ必要」との思いから平成18年に下校見守りを始めました。
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