top of page
執筆者の写真三田市保護司会

「社会を明るくする運動」三田市保護司会 会長 有井憲次

更新日:2020年11月12日

   初夏の候、皆様方におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

平素は、更生保護活動並びに三田市保護司会の活動にご支援を頂き感謝を申し

上げます

私は、本年4月に三田市保護司会会長に選任されました。不慣れな点も多くご迷惑をおかけしていることと思いますが、何卒ご支援とご指導の程をよろしくお願い申し上げます。

 さて、近年は罪を犯して検挙される人や刑務所や少年院の入所者も減少傾向になり、三田市内の保護観察対象者も少なくなってきました。しかし複雑な問題を抱える対象者が多くなり、過って罪を犯した人が再び同じ犯罪をしてしまう再犯の割合が年々増加しています。

特に、高齢者や障害を持った人、薬物などの依存症などの問題を抱えた人の再犯が大きな社会問題となっております。

 また、子ども達の間でも、忍耐力の低下や基本的な生活習慣の未発達やいじめ、そして不登校や凶悪犯罪の低年齢化などが問題になっています。この二つの問題の背景として「夢の持ちにくい社会構造」「将来への不安」「地域における人間関係の希薄化」「家庭や社会における教育力の低下」など、社会全体の構造的な変化が弱者である人々に影響を与えていると考えられます。

 7月から“社会を明るくする運動”が始まります。過って罪を犯した人や、子ども達には生きる力が必要です。「誰一人取り残さない」社会の実現を、関係団体や市民のみなさまと連携して、罪を犯した人を支える地域の環境作り、子ども達が安心して学びが継続できる社会作りを目指して、“社会を明るくする運動”に取り組んでまいります。

 何卒、関係団体のみなさま方をはじめ、多くの市民の皆様方にご参加をいただき、ご支援をお願い申し上げます。




閲覧数:12回0件のコメント

最新記事

すべて表示

令和4年作文コンテスト

令和4年で30回目を迎えた作文コンテストは、次代を担う小学校5・6年生、中学生の皆さんに、日常の家庭や学校生活の中での体験を基に、犯罪・非行のない地域社会づくりや犯罪、非行をした人の立ち直りについて考えたことや感じたことを作文にすることで「社会を明るくする運動」への理解を深...

“社会を明るくする運動"

毎年7月は、法務省が主唱する“社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~の強調月間です。 三田市でも街頭啓発活動の出立式を7月1令和4年(金曜日)午後3時40分~より三田市役所で行いました。小学校・中学校・高等学校の教職員、福祉団体関係者及び...

犯罪予防連携の会

令和4年11月24日三田市総合福祉保健センターにて昨年に引き続き2度目の会合を行いました。三田市保護司会の活動の中で、犯罪予防や関係団体との連携はとても重要です。 宝塚健康福祉事務所食品薬務衛生課岡本典子様、武内美貴子様 三田警察署生活安全課秦亮人様、三田市危機管理課山下英...

Opmerkingen


Opmerkingen zijn uitgezet.
bottom of page