阪神七市保護司会合同研修会を終えて
令和4年9月26日、阪神七市の保護司が一同に会し、コロナ禍の中3年ぶりに感染対策をした上で研修会を開催しました。
講演では、神戸保護観察所の横地環所長からこれからの保護司会や保護司の進むべき道」と題してのお話をして頂きました。
「保護観察実施者の裁量」や「薬物処遇の変遷」「再犯防止と支援の重要性」「保護司の処遇に期待すること」「保護司会に期待すること」など経験豊富な所長からの内容でした。
その中で、[反省は一人でできるが更生は一人ではできない}
[アドボカシー(擁護-代弁・支援)の考え方を取り入れ、更生保護思想、すなわち、立ち直り途上の犯罪者を社会から排除するのではなく、包摂し、みんなで支援することが、社会全体のためになるという考え方を周囲に広めて頂きたい。この考え方が共有されてこそ、更生支援に対し、幅広い層からさまざまな協力が得られる。} とお話されたことが印象に残っています。
午後は五つの分科会に分かれ「講演内容に基づいた討議」について活発な意見交換を実施しました。その後再び全体会で分科会の発表をし、内容を共有したあとで横地環所長に講評を頂きました。
最後に次年度の開催地、尼崎市保護司会の〇〇〇〇〇の挨拶で盛会に終了しました。
コロナ感染が落ち着かない中での、対象者との面談や処遇など、保護司としての大切な役割を多くの保護司がそれぞれの地域で真摯に向き合っていることを再確認し、これからの励みになりました。
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