皆様には、平素より更生保護活動に温かいご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
コロナ下で、様々な活動の制限がありましたが、幸いにも多くの団体の皆様方に保護司活動や、薬物乱用防止について、お話しする機会を頂きました。高校生には「保護司なんて初めて知った。違法薬物の恐ろしさが判った」高齢者ふれあいサロンでは「保護司の名前は聞いたことはあるが、何をしているか知らなかった」民生委員会では「保護司さんは大変ですね。どんな連携ができますかね」などの感想を頂いた。
今年も、社会を明るくする運動のテーマは「生きづらさを、生きていく」です。
コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻の影響で、経済的不安を感じたり、精神的な孤立を深める人が多くなり、
誤って罪を犯した人が、立ち直るための環境も厳しさが増しています。
複雑な問題を抱え罪を犯した人の再犯防止には、保護観察官や保護司の取り組みだけでは大変難しくなって来ました。
平成28年に、「再犯防止等の推進に関する法律」が制定され、同法に基づき地方再犯防止推進計画が策定され、私たちは、より一層
地方公共団体を始め、様々な関係機関や団体とのつながりを強いものとし、多くの地域の方々に理解を求め、更生保護の活動を充実させなければならないと考えております。今後とも、皆様のご支援とご理解をお願い申し上げます。
保護司会会長 有井憲次
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