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執筆者の写真三田市保護司会広報部

コロナに負けない学校を


三田市教育長 鹿嶽昌功

 三田市保護司会の皆様には、 “社会を明るくする運動”を通して、安心して暮らせる地域社会づくりにご尽力いただいておりますこと、心より敬意と感謝を申し上げます。

さて、新型コロナウイルス感染拡大により、1年前には、私たちがこれまで経験したことのない約3か月間にわたる臨時休校を経て、学校が再開されました。子どもたちの声が学校に戻ってきたことに、大きな喜びを感じるとともに、コロナによって疲弊した子どもたちの「心のケア」を第一に教育活動に取り組んできました。

三田市においても感染拡大の波を経る中で、どうしても子どもたちにも感染は広がっていきました。感染者が出た学校に対する誹謗中傷や感染者を特定するような発言、それによって感染以上のしんどさを味わった子どもたちもいました。誰もが感染するおそれがある、そのような社会の中で、感染者を悪者扱いすることは許せません。感染したくない、感染がこわいと思う、そのことで感染者を遠ざけたり差別してはならない、悪いのはコロナウイルスであって「人」ではありません。

誰もが、この状況を自分事としてとらえて、社会の中の地域の一員として責任ある行動をとることが大切です。

まだまだ終息の兆しが見えないコロナ感染の状況ですが、これからも学校現場では徹底した感染防止対策を行い、子どもたちが安心して笑顔で暮らせる学校をめざしてまいります。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

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