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執筆者の写真三田市保護司会広報部

広報紙18号「満齢退任にあたり」  塩山忠義

 平成11年、退職間近の2月頃仕事でお世話になった元会長さんが職場に来られ、退職したら、是非保護司を引き受けてほしいと口説かれ、わからぬまま、その5月に拝命して18年、ようやく75歳を過ぎ満齢退任になりました。

 振り返ってみますと、当時は、三田市と宝塚市域で1つの「北摂保護区」が置かれ、三田地区保護司会のメンバーは18人で会が運営されていました。

 一方、わが国の犯罪件数は年々増え続けていた時期(平成14年がピーク)でした。 

しかし、私には、短期の保護観察の少年を時々担当する程度で、大きな問題もなく過ごさせていただきましたが、周りでは、次々と対象者を担当された方もありましたが、誰がどんなケースを担当されているのかは、秘密保持や人権ということが重んじられたのでしょうか、なかなか聞こえてこなかった時期でもありました。

 その後は、犯罪認知件数も検挙者も減少してきたものの、社会の変化とともにその内容は多様化、複雑化し、以前のように保護観察官と保護司だけではとても解決しない問題が次々と出てまいりました。

 そのため、地域の様々な機関や団体との連携、協力体制が必要になってきました。

特に地方公共団体の支援と協力は欠かすことができないことでした。

 幸い三田市では以前から「社会を明るくする運動」などを通じ更生保護事業のとりくみに、歴代市長の格別のご理解と協力があったお陰で前進し、「更生保護サポートセンター」の設置についても県内13番目に開設することができたことは大きな喜びでした。

 26㎡の小さなセンターですが、こじんまりとして温もりのある空間です。

更生保護活動の拠点として今後大いに活用し、充実していくことを切に願っています。

 末筆になりましたが、これまで諸先輩の方々や多くの関係者にお世話になりました。

本当に有難うございました

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