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執筆者の写真三田市保護司会広報部

社会を明るくする運動”によせて三田市保護司会会長 西田 勝博



 日頃より、 更生保護活動並びに三田市保護司会の活動にご支援とご理解をいただき、感謝申し上げます。

 本年4月に三田市保護司会会長に選任されました西田です。どうかご指導ご支援の程、よろしくお願い致します。

 社会を明るくする運動 は、今年で第73回を迎えます。 今年も前回に引き続き「#生きづらさを生きていく」をメインテーマに据えて活動を展開しています。

 これまでは、「生きづらさ」を抱える人と 「生きづらさ」 に寄り添う人の一対一の関係を描いてきました。今年は、社会、地域に戻り立ち直ろうとしている人と地域の色々な人との「接点を増やすこ  と」に着目をしたものとなっています。

 接点となる人とのつながりから、地域での居場所づくりや考えることもできなかったこれからの人生の可能性を見つけられるかもしれません。その最初の接点となるのが更生保護になります。その更生保護には、保護司が持っている地域とのつながりが更に重要になってきます。だからこそ、 保護司と関係団体との連携がより一層大切になってくると思います。

 また、 コロナ禍が影響しているかどうかは分かりませんが、令和3年まで20 年間減少傾向にあった犯罪認知件数が、昨年から増加に転じ、今年も増加しているのSNSなどを使用した 「闇バイト」 からの犯罪にも青少年が多く関わっていっている状況があり、心配なところです。これも、「夢の持ちにくいネ会構造」「将来への不安」「地域における人間関係の希薄化」「家庭や社会における教育力の低下」など、社会全体の構造的な変化が人々に影響を与えていると考えられます。罪を犯した人を支える地域の環境づくり、子どもたちが安心して学びが継承できる社会づくりを目指して"社会を明るくする運動。に取り組んでまいりますので、関係団体の皆様方をはじめ、多くの市民の皆様方にご参加いただき、ご支援ご協力をお願いします。

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